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CIC NOTE
いつの時代にも欠かせない“口コミ”は、日常生活の意思決定に影響を与えています。例えば、ネットで商品やサービスを購入する際、他者のレビューや体験談を参考にすることも多いと思います。特にSNS上での口コミは、その拡散力と影響力から注目され続け、実際に製品やサービスを体験した“生の声”は、広告よりもリアルな体験談として受け取られ、オンラインを超えたリアルな場でのコミュニケーションや日常生活に影響を与えています。
ユーザーが自ら作成したコンテンツは、User Generated Content(以下、UGC)と呼ばれ、SNS投稿や口コミ、レビューなどが含まれます。UGCはブランドや製品、サービス、イベントなどのリアルな声として機能し、意思決定や行動に影響を与えます。中でもSNSは口コミを拡散するプラットフォームとなっており、日々、ユーザー同士が簡単に情報共有を行っています。
多くの人が、日常生活でスマートフォン片手に、何気ない瞬間や体験を撮影し、エピソードを添えてSNSへアップしています。この行動は、職場や友人との情報共有として新たなコミュニケーションを生むきっかけにもなっています。UGCとSNSは相互に作用し効果を高めます。口コミから得られたリアルな体験談はシェアされ、日常生活の行動へと影響を与え、企業やブランドのサービスやイベントと、ユーザーとのエンゲージメントの向上にも繋がっています。
コンテンツ・インテグレーションセンター(以下、CIC)の活動でもUGCは発生し、私たちの活動に触れたユーザーのSNS投稿を見る機会は多くあります。2024年にも多くのイベントが開催されましたが、SNS上での口コミが活発になり、来場者の増加、前回開催の感想から事前申し込み終了の一因とも考えられます。イベントのみならず、空間づくりでも同じ現象が起こり、体験者の口コミが広がっています。これからもCICの活動が、日本全国で口コミを発生させ、UGCが発生する様子を見続けられることに、日々ワクワクしています。
2010年代後半からSNSを通じて活発化したUGCをプラットフォームとした口コミは、これからも進化を続けると予想されています。私はよく『良いコンテンツとは何だろう』と考えますが、コンテンツからコンテンツを生む私たちの活動が、あらゆるひとたちの日常生活の中に溶け込み、口コミから新しいコミュニケーションを生み出すコンテンツとなり、知らない誰かの感性が動くきっかけになる活動となれば嬉しいです。
参考資料:総務省 生成 AI の発展と新たなコンテンツ経済圏