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CIC NOTE
こんにちは!
コンテンツインテグレーションセンター(CIC)テクニカルディレクション部の津田です。
■特許権と著作権は(どちらも知的財産権の一種)
皆さんは特許(特許法)と聞いて何を思い浮かべますか? そもそも馴染みが無い?展示と特許って結びつかない?
特許法とよく似た権利に著作権があります、二つの権利の違いには、個人の創発による権利保護として「物理的事象の創造」と「心象的表現の創作物」との違いになります。当社の業務では特許とは違い著作権は何となく良く聞く言葉ですよね。
■特許って=発明?
日本国の特許法には、「この法律は、発明の保護及び利用を図ることにより、発明を奨励し、もって産業の発達に寄与することを目的とする」と定められています。(特許法第1条)
素晴らしい創作的な発明に対して権利を保護し、その優れた発明を超える更なる創作を促す事で産業の発達を促進させると言う意図があるので、ただ単なる模倣する事では無く、同じものでも一工夫する事の意味を与えています。
特許=発明王と言えば、小学校で習うトーマス・アルバ・エジソンが有名です。生涯に於いて2332件(※注1)もの特許権を取得しています。物凄い数の発明だと言えますが!その中で最も有名な発明の1つは白熱電球です。この発明には所説ありますが、エジソンは実際には白熱電球を発明していない事実はご存じでしょうか?電球の発明はイギリスのジョセフ・スワンが最初の点灯に成功しています、エジソンが発明したのはフィラメントの改良を行い点灯時間が持続する素材を開発し実用化した物なのです。開発と一言で表現すると軽くなるのですが、それに費やした時間は恐ろしい労力と失敗の連続だったことは有名な逸話で語られています。

※注1)米国内の特許1093件(個人最多)、米国以外では1239件
私の私見になりますが、この逸話から考えると、当社のクリエイティブ(CR)やコンテンツインテグレーションセンター(CIC)業務も発明に近い作業を日々行っているのでは無いかと思えるのです。でもその事実に気が付かずに権利そのものを取得するのでは無く、ルーティンの作業に埋没し放棄している発明があるのかも知れません。日々の業務の中でこれは発明になるか?特許を取得出来るかも?と一度視野を広げて考える事で自分の思考レベルを1段上げる事が出来るのかも知れません。
解決策を考案する事は、特許に繋がるかも。
ある仕事で音のしないギアチェンジの体験装置の思索をしていた時、幾度となく作図するのですが、中々解決する良いアイディアが出てこない、最終的には何度も描き続ける事で完成したのですが! 完成すると達成感が出ますね。


業務に取り組む時考えるのが
思考活動で特に有害であると考えられるこだわり10種類

特許とは何か?発明による発展性を広げ、それを多く利用する事(活用による改善と開発の継続)では無いかと思います。
特許取得に付いては誰もが出願出来る事にあります、もし革新的な発明が閃いたのであれば、それは出願のチャンスです。
・発明は、ほかの誰とも同じ物を見て、何か違うことを考える事によって、もたらされる。
・「ひとつの正解」を求める習慣は、問題の考え方や取り組みに、重大な結果をひき起こしかねない。
たいていの人は問題を好まず、問題が生じたときには通常、最初に見つかった解決策を選択するという反応を示す。
日々自問自答しながら業務に取り組む毎日です。
当社の仕事って、発明では無くても考えた事が完成するって中々面白いですね。