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CIC NOTE
初めまして、CICの阿部です。
最近街中を歩いているとVRゴーグルを使ったイベントの広告を目にすることが増えたように思います。
ニュースでもメタバースやデジタルツインという言葉を目にすることが増えましたが、ネット記事を読んでいるとこの2つの言葉は同じような意味で使用されていることも多く、違いについて気になったので調べてみました。
メタバースは人とコミュニケーションをとることを目的とした仮想空間で、現実の空間と連動した仮想空間である必要はなく、人と人がアバターを介して交流を図ります。
活用例:オンラインゲームの中で開催される有名なアーティストのイベント等
一方でデジタルツインは現実では実現が難しい高度なシミュレーションを行うことを目的としており、リアル空間で取得した図面等のデータを仮想空間上で再現することで現実の空間と連動した仮想空間としています。
活用例:メーカーの遠く離れた工場の遠隔管理等
メタバースとデジタルツインはどちらも仮想空間を活用した技術のことですが、メタバースを構成する中で現実の空間を再現するデジタルツインがあるという位置づけとなっており仮想空間の内容とその空間を作る目的という2点で違いがあるようです。
最近のリアル空間と組み合わせたイベントはデジタルツインを活用したアバターを介さない体験も増えているように感じます。
仮想空間を活用することのメリットとして、現実により近い仮想空間で現実では体験できないことを実体験のように行うことが出来ることと、リアル空間とのイメージの乖離が少なく現実の延長として体験設計ができる点があるように思います。
また、仮想空間を公開することで今まで接点がなかった人にも興味をもってもらうことも期待できるのも活用することのメリットに感じました。
しかしリアル空間と組み合わせることを考えると、安っぽいコンテンツにしてしまうとそのイベントへの熱が冷めてしまう点やVRゴーグルの装着等で少し時間がかかることからVR体験への導入の仕方やリアル空間と仮想空間の連携について注意を払う必要があるようにも感じました。
これからもVRゴーグルを使ったイベントは増えていくと思うので体験を通してリアル空間と組み合わせた効果的な使い方について考えていきたいと思います。