CIC NOTE

2026/02/19

好きで、心を動かす
圭佑 白瀧
好きで、心を動かす

2026. 02-19

圭佑 白瀧
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サッカーが好きだ。


昨年買ったナイキ×リヴァプールのアパレルが、最近のお気に入り。

そのスウェットを着てふらっと立ち寄ったショップで、

 自分と同年代くらいの綺麗な店員さんに、不意に声をかけられた。

「リヴァプールファンですか?」 「私、ルイス・ディアスのファンなんです。」

……ルイス・ディアス。


 最近はDAZNの会費高騰と、子育て(5歳と1歳の息子と娘)と仕事の忙しさの煽りを受けて、

海外サッカーもすっかりご無沙汰していた。 正直、知らなかった。

 でも、店員さんのテンションが上がっているのを見て、 なんとなく知ってる風を装って

「ああ、いい選手ですよね」なんて返してしまった。

 その流れで「この前の日産スタジアムの来日試合、行きました?」と聞かれて、

「あ、行けなかったです」と答えた。


実際、行ってない。 その瞬間、胸の奥が少しムズムズした。

 “好き”って言いながら、最近、好きなことにちゃんと関われてなかったなって。

 “好き”って言いながら、自分と同年代の女性の店員さんよりも、今の海外サッカーに疎いのか。と、

 
思えば、10代や20代のころは、 深夜の試合をリアルタイムで観るために目をこすりながら

起きていたし、 休日はスタジアムまで試合を観に行ってた。

 大学を卒業して競技から離れても、 仲間とフットサル大会に出たりしてたなあ、なんて。


 サッカーじゃなくても、 映画館の暗闇とか、ライブの熱気とか、

 あの“体験の生の温度”みたいなものを、感じる機会が最近減ってきたな。と。

僕の好きなサッカー選手、故・松田直樹さんがどこかのインタビューで、

「試合前だけは絶対Oasis。それは欠かさないですね。

Oasisはモチベーションが上がるんですよね。」って言っていたのを思い出す。


その影響をもろに受けて僕も10代のころから聴いていた青春のバンド。

最近の日本公演も結局やはり行けなかったが、 「やっぱり生で観たかったな」と少し後悔した。


仕事や子育てに追われていると、どうしても“生の体験”よりもスマホの情報で満たされがちになる。

知った気になれるし、効率もいい。でも、やっぱり違うんだよな。

思えば、「人の心を動かしたい」という想いからこの業界を志した。

就活のエントリーシートや面接で、そんなことを言っていたっけ。

だからこそ、自分自身もちゃんと心を動かしていかなきゃな。


ありがとう、店員さん。なんとか都合をつけて、次はちゃんと、試合を観に行こう。リアルで。

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